廃棄物をすぐれた新エネルギーに生まれ変わらせる
RPF成形機 MS-90A
西邦エンジニアリングはこれまで手掛けてきた廃棄物処理設備のノウハウを活かし、低電力・低ランニングコストの画期的なRPF製造装置を開発しました。
小型の動力ながら大量製造を可能とし、高効率・低電力でRPFの大量生産を可能とします。
※画像は完成時のイメージです
RPF成形機とは
化石燃料の代替ができるRPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)を成形するための設備です。
RPFは、再生・再利用が困難な廃プラスチックと木屑・紙屑からつくられる固形燃料で、カロリー調節が可能なため、重油から石炭までの代替ができます。
MS-90Aの特長
- 従来の成形機より消耗品のランニングコストを削減しました。
- 消耗品の交換作業の簡易化に成功しました。
- 90kwと従来の成形機に比べ小パワーで運転することで電気代の削減が可能になりました。
- MS-90A仕様
型 式 : MS-90A
方 式 : スクリュー式
全 長 : 4,660㎜ (設置条件で変わる場合があります)
全 幅 : 1,388㎜ (設置条件で変わる場合があります)
全 高 : 1,600㎜
動 力 : 電動機 90kw
ヒーター 19kw
カッター 1.5kw
制御盤内 2kw
処 理 量 : 0.58t/h
対象の処理物もらくらく投入
定量供給機 MS-SE-600
弊社独自の設計によって開発したRPF成形機に不可欠な供給装置です。
重機等を使用しまとめて投入した廃棄物をインバーター制御により必要量だけ成形機へ供給します。
これによりRPF成形機は定期的な投入だけで安定した生産能力を発揮し続けます。

- MS-90A用定量供給機仕様
型 式 : MS-SE-600
方 式 : 二軸スクリューコンベア式
全 長 : 3,398㎜
全 幅 : 1,615㎜
全 高 : 1,250㎜ (設置条件で変わる場合があります)
搬 送 物 : 廃プラスチック破砕物、紙破砕物、ほか
搬 送 量 : インバーター制御 0.58t/h
貯 留 容 量 : 約5㎥
スクリュー径 : Φ250㎜
動 力 : 送り側(二軸) 2.2kw × 4P
戻り側(一軸) 1.5kw × 4P
※仕様は予告なく変更する場合があります
RPFの製造工程
RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)とは
RPFは、再生・再利用が困難な廃プラスチックと木屑・紙屑からつくられる固形燃料のことをいいます。
- 分別された廃棄物を原料として製造されており、RDF(Refuse Derived Fuel)と比べ品質が安定していて、ダイオキシンの発生もほとんどなく、形状が均一なために利用しやすい燃料です。
- 発熱量はおよそ6,000~10,000cal/kg(C重油9,962kcal 灯油8,767kcal 石炭6,952kcal(コークス用) 廃プラスチック約12,000kcal)
RPFの特徴
- 熱量調整が可能
廃プラスチックと木屑の配合比率により、熱量の調整ができ、使用するボイラーに対し広範囲に対応することができます。またサイズの調整もできます。
- 二酸化炭素(CO2)排出量の抑制
エネルギー効率を高め、化石燃料を減少させることで二酸化炭素の排出量を抑制します。
- 高密度
RPFは、コンパクトですが、密度が高くハンドリング性が良いエネルギーです。
- 排ガスへの配慮
不純物がほとんど含まれていません。そのため塩素ガスによる設備への劣化やトラブルを抑制する効果があります。